いけがみが次世代に残すべく開発中の『正直餅』とは
創業90年。
「いけがみ」を次代へ繋ぐため、挑戦の最中にいます。
それが、現在開発を進めている「正直餅」です。
かつての年末は、深夜から家族や職人が総出で働き、活気に溢れていました。
しかし、今は深刻な人手不足に直面しています。
「このままでは、父が築き、お客様に愛されてきたこの場所を畳まなければならなくなる……」
そんな強い危機感から、伝統を守りながらも今の時代に合う「新しい道」を模索し、行き着いたのがこの長期保存餅でした。
「正直餅」の最大の特徴は、2年という驚異的な長期保存を視野に入れた技術です。
調理すればつきたての美味しさが蘇ります。
原料は鳥取県のかさぎ米100%にこだわり、1個ずつの個包装にしました。
「食べたい時に、食べたい分だけ」という現代のライフスタイルに寄り添った、便利で安心な形です。
そして、この2年間という保存期間を生かし、私たちは「正直餅」を、日常の食事だけでなく、ローリングストックにも役立てていただきたいと考えています。
ローリングストックとは、普段から食べている食品を少し多めに備えておき、日常の中で食べながら、使った分を買い足していく備蓄方法です。
特別な非常食を保管したままにするのではなく、いつもの食卓でおいしく食べられるものを、もしものときの備えにもする。
お餅は焼くだけで食べられ、汁物や鍋料理などにも使えるため、普段の食事にも取り入れやすい食品です。
長期間保存でき、一つずつ個包装された「正直餅」は、ご家庭の保存食としても役立つ商品を目指しています。
非常時のためだけに置いておくのではなく、日常で食べながら、無理なく備える。
「正直餅」は、そんな新しいお餅の常備の仕方を提案する商品でもあります。
商品名の「正直」には、嘘偽りのない誠実なものづくりを続けたいという、私の信念を込めています。
「他所の餅は食べられん」と言ってわざわざ買いに来てくださるお客様を裏切りたくない。
年末の生餅という伝統を守り続けるためにこそ、1年を通じて安定して届けられるこの「正直餅」が必要だったのです。
9月1日の本格展開を目標に、今、準備は最終段階を迎えています。
私たちの「正直な想い」が、皆様の食卓に笑顔と安心を運べるよう、最後まで妥協せずに仕上げてまいります。
いけがみの新しい一歩を、どうか温かく見守ってください。

